第49回ししどて学級③(10/12-10/13)開催しました

10月12日から10月13日にかけて、第3回ししどて学級が開催されました。
ししどて学級は今年で49回目を迎え、少年自然の家で最も歴史あるプログラムとして多くの参加者を迎え入れています

ししどて学級のキャンプはただの宿泊体験ではなく、仲間と協力しながらさまざまなスキルを学ぶ絶好の機会です。今回のキャンプでは、テント設営、野外調理、キャンプファイヤー、スプーン作りなど、自然と向き合いながら学びと成長の時間を過ごしました。

1日目

テント設営
夜を快適に過ごすためには、しっかりとしたテント設営が欠かせません。講師の先生から説明を受けた後、男女に分かれて作業を開始。ペグの打ち方を学び、みんなで力を合わせてテントを立てました。「ここで本当に寝るんだ!」という実感が湧き、期待と少しの緊張が入り混じる瞬間でした。

スタンツの練習
キャンプファイヤーで披露するスタンツの最終調整も行いました。前回の第2回から準備を進めてきた演目を、班ごとに練習したり、小道具を整えたりして仕上げていきます。仲間とアイデアを出し合いました。

野外調理(火おこし)
キャンプの醍醐味といえば、やっぱり野外調理!
まずは、料理の要となる火おこしからスタート。マッチと新聞紙を使い、班ごとに協力しながら火をおこしました。なかなか火がつかず、試行錯誤を繰り返す班もありましたが、見事に火がついた瞬間には歓声が上がりました。

次に、カレー作りへ。じゃがいもやにんじんを食べやすい大きさにカットし、かまど係は火加減を調整しながらご飯を炊きます。水加減を間違えて焦がしてしまった班もありましたが、自然の中でみんなと食べるカレーの味は格別でした。

キャンプファイヤー1日目のクライマックス、キャンプファイヤーが始まります!
火の神様と火の女神様が現れ、炎が勢いよく燃え上がると、いよいよスタンツの披露。クイズやダンス、ゲームなど、それぞれ個性あふれる演目が繰り広げられ、どの班も大盛り上がり!
子どもたちの表情には達成感と満足感があふれ、最高の夜になりました。

2日目

テント片付け
朝の集いで片付けの方法を確認した後、テントを撤収。使ったものを自分たちできちんと片付けることも、キャンプには大切なことです。協力してテントを運び出し、乾かしました。

カートンドック作り
朝食は「カートンドック」に挑戦!
牛乳パックの中にアルミホイルで包んだ具材を入れたパンをセットし、火をつけます。牛乳パックが燃え尽きると、中のパンも温まり、ホットドッグが完成!
作り方もユニークで、そのおいしさに子どもたちは驚いていました。

スプーン作り
続いて、丸火自然公園の整備で出た枝を活用し、オリジナルスプーン作りに挑戦!
ナイフを使う機会が減っていますが、今回はナイフの正しい使い方を学びながら、安全に作業を進めました。枝を慎重に削り、形を整えながら、個性あふれるスプーンが次々と完成。持ち手の部分を丁寧に仕上げ、スプーンヘッドをつけたら、世界にひとつだけのマイスプーンが出来上がりました!

昼食後、退所式を行い、2日間のキャンプを振り返りました。
初めてのテント泊に不安もあったかもしれませんが、仲間と力を合わせて乗り越えた経験は、きっと大きな自信につながったはずです。

この経験が自然の楽しさをより実感してもらうことにつながると嬉しいです♪

<<担当:寒河江(えびちゃん)>>